「習皇帝」終身執権戴冠式 任期制限削除改憲案99.79%賛成

中国の習近平国家主席が全国人民代表大会で国家主席の「任期制限」を削除した改憲案が可決されると、張徳江全人代常務委員長と握手するために手を出している。

中国国家主席の「任期制限」を撤廃する憲法改正案が、全国人民代表大会(全人大)で圧倒的賛成多数で可決された。

北京の人民大会堂で開かれた全人代13期3次全体会議で憲法改正案を採決した結果、2964人票のうち賛成2958票、反対2票、棄権3票、無効1票で可決された。99.79%の高い賛成率は、中国首脳部の「票の取りまとめ」がどれほど強かったかを物語っている。

1999年に鄧小平理論が憲法に挿入される際には、全体代表2860人余り中、21人が反対票を投じ、24人は棄権した。2004年江沢民主席の3つの代表論が憲法に明記される時は2890人の代表者中10人が反対して17人は棄権した。投票が行われる間、習近平国家主席は無表情な普段とは違い、笑いを見せるなど、浮き立っている様子だったが、李克強首相はずっと暗い表情を見せていた。

改憲案は憲法序文の「マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論、3つの代表論の指導を」という文言に、「科学的発展観と習近平新時代の中国特色社会主義思想」を追加で明記した。習主席は、毛沢東、鄧小平とともに憲法の序文に名前が記録され、その地位と権威を一層高めた。科学的発展観は、胡錦濤前主席の指導理念である。

また、「中国人民共和国の主席と副主席の任期は、全人代の任期と同じく、任期は2回連続の会期を超過しない」という憲法第3章79条3項から、「任期は2回連続の会期を超過しない」という部分が削除された。これで、習主席の3連続当選以上の政権に向けての法的基盤が整ったのだ。改正案には共産党員のほかに公務員まですべて統制する国家監察委員会の設立も含まれた。

共産党機関紙の人民日報は改憲案可決後、「改憲案成立は時代の大勢に応えるもの」だと評価した。しかし、著名な作家である老鬼は声明を出し、「毛沢東の終身政権は、個人独裁へ流れて中国を暗黒時代に陥れており、鄧小平の改革開放でやっとこれを克服した」と指摘するなど、批判の声が殺到している。 ノ・ソクチョル特派員

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