低金利終わり、利息負担始まり



低金利時代が幕を閉じる。韓国銀行が6年5ヵ月ぶりに基準金利を引き上げてきっかけを作った。2008年のグローバル金融危機以後、景気刺激に向けて行った量的緩和を止め、緊縮政策に転じたのだ。

基準金利の引き上げは、金融安定に焦点を合わせた。韓国経済の堅実な回復流れを考慮すると、現在の金利水準を維持すれば、「金融不均衡」の副作用が大きくなる可能性もあるという判断だ。米国と韓国の金利逆転による資本流出を止める側面もある。

しかし、1400兆ウォンを越える家計負債の管理に赤信号が灯った。韓銀は金融通貨委員会を開き、基準金利を年1.25%から年1.50%へ引き上げた。昨年6月から17ヵ月間続いた「金利凍結」が終わった。基準金利の引き上げは2011年6月(3.00%→3.25%)以来77ヵ月ぶりだ。

基準金利の引き上げは「明確な成長傾向」に基づいている。韓国経済は輸出の急増で強い回復の兆しを見せている。中国との「サード葛藤」解消による対外貿易環境の改善も良い材料になっている。内需にも次第に温もりが回っている。

韓銀は今年の成長率を3.0%と予測している。潜在成長率(2.8~2.9%)を上回る水準だ。一方、これまで超低金利で溜まった家計負債1419兆1000億ウォンは危険要素だ。リスクの高い世帯や零細自営業者が利子爆弾に見舞われる可能性がある。韓銀は、融資金利0.25ポイント上昇による利子負担の増加額を2兆3000億ウォンと試算する。

韓銀は来年の金利引き上げを慎重に行うという立場だ。イ・ジュヨル韓銀総裁は記者会見で「追加金利の引き上げを慎重にする」と明らかにした。イ総裁は「成長ははっきりしているが、物価上昇が目標水準に近接しているかどうかを注目したい。家計負債など金融安定問題も考慮する」と強調した。キム・チャンヒ、ウ・ソンギュ記者、グラフィック=アン・ジナ記者

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